投資家は、できるだけ簡単に危ない会社を見抜く必要があります。
なぜなら、上場企業は約3400銘柄あるため、個々の業績を細かく調べるのはとは無理です。
資産と負債の割合で危ない会社が分かるのでそれを利用します。
純資産比率が低い会社は、借入金に依存した経営を行っていると判断できます。
純資産と負債の関係は、証券会社の企業情報ページに載っている財務データの「純資産比率(自己資本比率)」で分かります。
純資産比率が20%以下では、銀行も融資を控えるようになるため、資金繰りが厳しくなり、倒産する可能性が高まっています。
純資産比率は、業種間で適正な水準があります。
例えば、不動産業は、土地を借金で購入してから開発をするので、純資産比率は10%前後と低いし、銀行業は、客の預金が借金となり、そのお金を運用しているので、10%以ドとなっています。
鉄道業も設備投資の関係で低いため、不動産・銀行・鉄道を除けば、純盗産比率20%以下は投資不適格となります。
負債が多い会社に注意しましょう。